77T’s diary

看護職 シンママサバイバル いまに至るまでを振り返り綴ります

「デリヘル呼んだおっさん、宿失う」の巻

私の勤め先のビジネスホテルは、防犯、安全上等の理由でデリヘル禁止です。大きく数箇所に告知してあります。
この間、当日一番遅いチェックイン客だった上司&部下の2人組、
初めて利用なのに、ほろ酔いのせいか説明も全然聞かないので内心「困っても知らないゼ」と思っていました。(サービスを受けるときは不必要にスタッフに悪く接すると損デスネ)

さて、間もなくして明らかに泊まってないと見られるデリ嬢が来館。
そのコは手に伝票を持っていたので、断って見せてもらったらさっきの部下の方の名前が。
丁度外からソイツが戻ってきたトコだったので、そのまま捕獲。
でも、部屋番号は上司の方だった。「?」と思いつつ、とりあえず支配人に追い出してものOKをもらって上司の部屋へ。

私「デリヘル呼びましたね。」
客「あ、はぁ。」
私「ウチ、ダメなんです。」
客「じゃぁ、帰しといて」
私「当然引き取ってもらいましたけど、お金返しますので荷物まとめて出てください。お客としてもう信用ありませんからこのまま泊まっていただくわけにはいきません。」
で、荷物まとめて出る準備してもらってる間、

ロビーで確保された状態の部下に
私「あなたが上司に言われて呼んだんじゃないんですか?」
部下「いや、ちがいます。」
私「じゃぁ上司は、部下の名前を使ってデリヘル呼んだんだ。サイテーですね。」
部下「でも僕もサラリーマンなんで、その辺は上司に言わないで下さい。」
私「別にルールに従って退館していただくだけですから、何も言いません。」

そんなやり取りをして暫くすると、上司が降りてきて、お金を受けとって出て行きました。
私はとっくに終業時間過ぎていたのでさっさと上がりました。
そのあと、支配人が部下に「ホントはオマエが呼んだんだろ」と訊ねたら、「ハイ・・・。」と白状したそうです。

上司も最悪だけど、部下も部下。上司を売って、罪を逃れようとしたなんて・・・・。
いやー、お似合いといえばお似合いですが、多分この人たちはどこでもそんなコトやってんだろうな。

と、次の日もまた、デリヘル呼んだ2人組のオッサンを追い出しました。
今度の2人は、デリヘル呼ぶ前、ロビーの禁煙マークがあるところで煙草を吸って怒られて、「あ、見えなかったよ」と。
そのあとでデリヘル呼んで、支配人に「ココとココとココに断ってる」って怒られても、
「よまねぇもの」と。全く悪びれないので私は「そうでしょう。禁煙の絵も読めないんですから。無理ないですよね。」って初めて仕事中にイヤミを言ってみた。
でも、カチンときている様子もないので、「あー。本当に識字できない人たちなんだな。」と思いました。

同じ日、27歳の坊やが2人利用なのに一人でチェックインに来て、連れの名前きいたら「分らないんですけど・・・。」と。「デリヘルですか?」と訊いたら「ハイ」と答えたので、引き取ってもらいました。

こんな立て続けにデリヘルがらみなんて、カンベン。
就任して初めの頃はそんなオッサン方にショックを受けてましたが、いい加減失望しましたさ。
ビジネスホテルとはいえ、友達にはいないタイプの色んな人が来るもんです。。。